「建設労働者の雇用の改善等に関する法律」(以下、建設労働者雇用改善法)に定める雇用管理責任者等を対象に、労働調査会は厚生労働省委託事業として、雇用管理研修において下記の講習を全国47都道府県で実施いたします。
また、複数の建設企業が加入している団体などで、一定の参加者が確保できる場合には、別途実施することも可能ですので、ご連絡ください。(雇用管理研修事業部 TEL.03-3915-7221)※ただし、予算(事業費)の制約などがあるため、お申込み時期によっては、実施できない場合もありますので、ご承知おきください。
雇用管理責任者とは
建設労働者雇用改善法第5条では、「事業主は、建設事業を行う事業所ごとに(中略)、雇用管理責任者を選任しなければならない」と定めています。
さらに、同法第5条第3項では、「事業主は、雇用管理責任者について、必要な研修を受けさせる等第一項各号に掲げる事項(建設労働者の募集、雇入れ及び配置に関すること/建設労働者の技能の向上に関すること/建設労働者の職業生活上の環境の整備に関すること/建設労働者に係る雇用管理に関する事項で、厚生労働省令で定めるもの)を管理するための知識の習得及び向上を図るように努めなければならない」としています。
対象者 | 雇用管理責任者や責任者を補佐する立場の方 雇用管理に必要な知識を習得したい方 |
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受講料 | 無料(テキスト無料配布) |
修了証 | 研修終了後に修了証を交付(PDFファイル) |
基礎講習受講料無料
建設業の雇用管理の基礎を確認したい
建設労働者雇用改善法に定める雇用管理責任者等を対象として、労働者の募集、雇い入れ、配置から退職に至るまでの雇用管理に必要な知識の習得を目的とした研修です。
雇用管理研修【 基礎講習 】カリキュラム
時間 | 講義項目 | 研修時間 | 講義内容 |
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開会式・ オリエンテーション |
10分 |
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雇用管理総論と建設雇用改善施策 | 120分 |
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社会保険 | 40分 |
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お昼休憩(60分) | |||
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社会保険 | 80分 |
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労働法の概要 | 130分 |
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質疑応答 | 5分 | |
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閉会式 | 5分 |
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- 研修時間(390分)
- ※ 休憩:約1時間毎に5分間から10分間入ります
- ※ 開始時間は会場によって異なる場合があります
- 【全国共通カリキュラム・テキスト使用】
コミュニケーションスキル等向上コース受講料無料
若年者の職場の定着率を高めたい
相談しやすい若手先輩職員が少ない若年労働者と熟練労働者が円滑なコミュニケーションを取りながら働くことのできる環境づくりの手法や、技術や技能を習得する前に離職する若年者の多い建設業の職場におけるモチベーションの維持・向上の手法を習得することを目的とした研修です。
建設業では、高齢化が進行しており、就業者に占める高年齢層(55歳以上)の割合が3分の1を超えています。このうちの大半が10年後には引退する可能性が高いことから、若年入職者の確保・育成は喫緊の課題です。
しかし、建設業の若年入職者の3年以内の離職率は、特に高校卒業者で50%に迫る高水準のまま推移しています。管理監督者や熟練労働者にとっては、特に入職して間もない若年者とのコミュニケーションの取り方や、職人として一人前になるまでモチベーションを維持させることが難しいという声も多いなど、他産業に比べても雇用管理面での課題が多く存在しています。
そのような課題に対する解決策の1つとして、本コースを実施します。
コミュニケーションは、人が人と働く上での根幹です。管理監督者のわずかな変化が職場の環境を大きく変えることがあります。
本コースでは、若年労働者の職場定着率を高め、誰もが働きやすい職場を実現するために、以下のようなコミュニケーションの手法を紹介します。
- 1.若年労働者と熟練労働者が円滑なコミュニケーションを取りながら働くことのできる環境づくりの手法
- 2.技術や技能を習得する前に離職する若年者の多い建設業の職場におけるモチベーション維持向上の手法
雇用管理研修【 コミュニケーションスキル等向上コース 】カリキュラム
時間 | 講義項目 | 研修時間 | 講義内容 |
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開会挨拶 | 5分 | |
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【講義】
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15分 |
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アイスブレイク | 40分 |
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事例検討① 部下からの相談(その1) |
40分 |
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休憩(10分) | |||
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事例検討② 部下からの相談(その2) |
40分 |
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事例検討③ 仕事に悩む後輩の相談 |
40分 |
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まとめ | 10分 | |
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閉会挨拶 | 10分 |
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- 研修時間(200分)
- ※ 開始時間は会場によって異なる場合があります
- 【全国共通カリキュラム・テキスト使用】